坂口 安吾の「桜の森の満開の下」   青空文庫→
悪逆の限りを尽くす山賊の男はしかし、「桜の森の下へくるとやっぱり怖しくなって気が変になりました」
ある時、追剥をして切り殺した男の妻を攫って女房にするものの、その女は桜と同じ類の魅力を放っていて
「女が美しすぎて、彼の魂がそれに吸い寄せられていたので、
胸の不安の波立ちをさして気にせずにいられただけです」
そして終盤、満開の桜の下に来た時に唐突に「とっさに彼は分かりました。女は鬼であることを」
――というようなイメージの断片をミックス。平安時代らしいのでウソ十二単と狩衣。
男はもっと荒くれ者っぽい方が、対比で女が綺麗に見えるんだけど、隼人だと男前すぎる(笑)
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